みなさん、こんにちは。ニューロフィードバックセラピストです!
今回のブログでは、ニューロフィードバック療法をより知っていただけるよう、当院のセラピーで使用する機材についてご紹介したいと思います。
使用する機材は主に、パソコン、モニター、アンプ(脳波増幅器)、電極の4つになります。
このうちアンプと電極はアメリカから輸入したものを使用しています。
頭皮にはりつけた電極をアンプにつなぎ、さらにそのアンプとパソコンをコードでつなぎます。これで、電極で計測した脳波がパソコン上に波形となってあらわれます。
(画像の正面から見て向こう側にあるのがセラピスト用のパソコン、手前がゲームが映し出されるモニター、右側のコードがらのびている長方形の黒い機材がアンプ(脳波増幅器)、そしてアンプからのびているのが電極になります。)
「脳波測定」、「脳のトレーニング」というわりにはシンプルな機材だと思われた方もいらっしゃるかもしれません。
やはり「脳波の測定」というと、コードが何本もついたキャップを頭にかぶり、たくさんのモニターに囲まれながら、、、というイメージがありますよね。大学病院などで脳波検査を行う際には、「10-20法」に従って10~20数個の電極を使用する場合が多いです。
当院のニューロフィードバック療法で使用する電極数は3つ。そんなに少なくて大丈夫?と当然の疑問も出てくることでしょう。
実は、ひとつの電極から計測される脳波は、脳の広い範囲での脳波活動が集合したものになります。電極の数をたくさん増やすことが脳のトレーニングの精度を上げるかというと、かならずしもそうではないのです。
当院でも基本的な「10-20法」という電極の配置方法にしたがって頭部を計測し、頭皮と耳たぶに電極をはりつけていきます。その際には、「アーチファクト」と呼ばれるノイズ(例えば髪1本、電極と頭皮の間に入り込んでいるだけでもノイズとなりえます)ができるかぎり入らないよう細心の注意を払います。
頭皮で計測された脳波はパソコンに波形として表示されます。そして、その値に応じてより望ましい脳波があらわれるようフィードバックをかけていくのです。
当院ではこうした機材とともに、手軽にニューロフィードバックを行える環境を整えています。
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たかはしこころのクリニック