みなさんこんにちは^^
前回は、5つの脳波のうちデルタ波とシータ波について簡単にお話してきました。今回は続きのアルファ波、ベータ波についていってみましょう!
8~12Hzのアルファ波は、リラックス状態のときに多くあらわれます。
本やネットで「アルファ波を増やしましょう」という文言を目にした方もいらっしゃるかもしれません。そこでは、アルファ波を増やすことでリラックス状態を作り、高いパフォーマンスを発揮できるようにする、といった説明がなされることが多いです。この説明も大きな間違いとはいえませんが、アルファ波を増やすこと=リラックス状態になるとは一概に言えず、リラックス状態にあるときにアルファ波がたくさん出ている場合が多い、ということなのです。
そして、「やりすぎは良くない」ことは例外なく脳波にもあてはまります。過剰なアルファ波は不安な状態、不安定な状態のときにあらわれることもあります。大切なのは、適切な場面で適切な脳波があらわれていることなのです。
ベータ波は、12~18Hzの早い波で、脳が活性しているときに多くあらわれます。ですから、仕事や勉強に取り組むときにはある程度この脳波があらわれていることが望ましいです。
そしてニューロフィードバックのトレーニングによって、適切なベータ波があらわれるようになると、睡眠パターンが改善されることもあります。たくさん動いた日の夜はぐっすり眠れることが多いですよね。脳がしっかり起きていて活性化された状態を作ることで、そうではない状態のときとのメリハリが生まれます。脳の「頑張る」と「休む」に心地よいリズムが生まれてくるのです。
今回は、アルファ波とベータ波を攻略しました。次回は残されたハイベータ波についてです→
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たかはしこころのクリニック