みなさんこんにちは^^
前回のブログでは、脳と脳波のはたらきについておおまかに追ってきました。
脳の中では、たえず電気活動が行われています。ニューロフィードバックでは、頭皮に電極を貼り付けることで、この小さな電気信号(=脳波)をキャッチし、トレーニングに役立てています。
脳波は電気信号ですから、「波」があります。この波の早い、遅い、つまり周波数の違いによって脳波はいくつかの名前がつけられています。それが、デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波、ハイベータ波の5つです。「アルファ波」や「ベータ波」は「集中」「パフォーマンスの向上」なんて言葉と一緒によく本やネットに取り上げられるので、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
(画像は、ニューロフィードバック中のセラピスト側の画面です。頭皮に貼り付けた電極と脳波の増幅器によって、こんな風に脳波の波がを見ることができます。3つ列がありますが、一番上が遅い波、一番下が早い波の波形になります。)
では、それぞれの脳波について簡単にお話していきましょう.
デルタ波は、0~4Hz(ヘルツ)の遅い波です。この波は主に眠りに関係していて、深く眠っているときにあらわれます。ですから、睡眠時にこのデルタ波が出ていると、よく、安らかに眠れているということです。一方で、目が覚めている時にデルタ波がたくさん出ていると、脳の機能、特に白質とよばれる部分の機能がうまくいっていないのかなと推測することができます。
シータ波は、4~8Hzのゆっくりとした波で、うとうとしているとき、想像している時に多くあらわれます。眠りはじめや、ぼんやりと空想しているときに出る脳波です。仕事や勉強など、何かに集中する場面でシータ波がたくさん出ていると、うまく集中できていない、注意散漫状態にあると考えられます。
次回に続きます→
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たかはしこころのクリニック