前回からの続きです。

 

オーソモレキュラー療法は、血液検査で足りない栄養素を判断してサプリメントで補充するというものでは決してありません。

サプリメント補充ではうまくいかないケースも多々あり、それがオーソモレキュラー批判につながったりしますが、なぜ単純な補充でうまくいかないかを考えることが重要です。

人間の代謝の流れやレギュレーションをしっかりと把握し、代謝をブロックする原因を見つけ出し、除去するなどして、代謝を是正するという方向でオーソモレキュラーを深化、発展させたのが宮澤賢史先生です。

宮澤先生は、分子栄養学実践講座を主宰されており、年々参加者は増え続けており、医師以外の参加も多いです。

代謝を重視する治療は、沖縄の平良茂先生にも言えるでしょう。

このような治療をバイオメディカル療法と言ったりすることがありますが、副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)といった観点を切り口に、バイオメディカル療法を普及させた立役者が、本間龍介先生、本間良子先生です。

本間先生ご夫妻は、龍介先生の副腎疲労を治療する過程でバイオメディカル療法に出会われ、克服されたご経験から、日本で初めてのアドレナル・ファティーグ外来を始められました。

現在、アスリートや自閉症などのバイオメディカル治療にも鋭意取り組んでおられ、毎年行われるアドレナル・ファティーグセミナーでは、参加者に最新の理論や治療をシェアして頂いています。

 

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