当院の内装は、床は杉、壁は漆喰になっています。
元々、住居が健康に及ぼす影響については関心を持っていましたが、数値化されるのが難しい領域でもあり、それほど深くは意識していませんでした。
何年か前に、ある学会の講演で健康住宅についての話を聴く機会があり、住宅の素材がいかに心身の健康に関わっているか、考え直させられました。
心療内科、精神科に来られる方々は、様々な心身の不調を抱えておられます。
原因が一つではなく、多くの原因、要因が背景にあり、長年の経過のなかで、複雑に絡み合っているからでしょう。
ですので、治療の場において、治癒を阻害し、心身に悪影響を与えるものは、なるべく避けたいという思いがありました。
さらに言えば、エントランスをくぐった瞬間から、治療が始まる、自己治癒力が促される、そういう空間にしたいと思っていました。
次回に続きます(^^;)
JR尼崎駅南側徒歩3分 心療内科・精神科 たかはしこころのクリニック