皆さんこんにちは!ニューロフィードバックセラピストです。

 

今回は、発達障害とニューロフィードバックについてお話しさせていただきましょう。

 

近年よく話題にあがる発達障害。

「ADHD」「ASD」「大人の発達障害」なんて言葉が一般的に知られるようになりました。

広く知られてきたことで、様々な人が社会にいて、それぞれの特性を抱えながら共に生きているという他者の理解に繋がっていくと良いなと、個人的に感じています。

 

現在発達障害に関する治療は、薬物療法が中心です。

薬物療法はある程度の効果が認められていますが、お薬に依存してしまったり、お薬を継続して飲むことが難しかったりする患者さんがいらっしゃることもまた事実です。

 

そんななか、ニューロフィードバックは発達障害の新たな効果的な治療法として注目を集めはじめています。

 

発達障害の方の脳波を計測すると、目覚めている状態であっても、デルタ波というゆっくりな脳波がたくさん出ていることが多いです。

このデルタ波は、通常眠っているときに多くあらわれる脳波です。

睡眠は、浅い、深い、などの段階に分かれており、それぞれの段階で優位な脳波、よくあらわれる脳波が異なっていますが、全体としてデルタ波が優位といえます。

睡眠状態ではない、目が覚めている状態にもかかわらずこのデルタ波がたくさん出ていることが、脳の機能不全、脳がうまく働いていない状態と関係しているのではと研究が進められてきました。これは特に脳の前頭、前側部分がポイントだといわれています。

 

そこで目覚めているときの脳波を適切に調整していくトレーニングをニューロフィードバックでは行うこととなります。

 

2013年には、全米小児科学会(AAP)が、ADHDに対する介入方法としてニューロフィードバックがレベル1、最善のもののひとつであると認めました。

ニューロフィードバックは、薬物療法と並ぶ、ADHD、ASDへの新たな治療方法のひとつとなったのです。

ADHD、ASDの方で、自身の症状やお薬に関することでお悩みの方に、このニューロフィードバック療法の可能性を知って頂けるといいなと思います。

 

 

たかはしこころのクリニックでは、毎週水曜日、木曜日にニューロフィードバックセラピーを行っています。

気になった方はどうぞお気軽にお問合せください。

 

 

 

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たかはしこころのクリニック