みなさんこんにちは、ニューロフィードバックセラピストです。
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は久しぶりの更新ということで、ニューロフィードバック®セラピーとは何か、どんなことをするのか簡単にご紹介したいと思います。
「ニューロフィードバック®って初めてきいたけど、どんなセラピーなの?」「検索してみたら”あやしい”とか”効果ない”って出てきたんだけど!?」「脳波をコントロールとか危なくない?」
などなど、ニューロフィードバック®への疑問や不安を少しでも解消できるような内容になればと思います。
まず、ニューロフィードバック®とは、簡単に言うと「自分の脳波を自分で上手いことコントロールしていく」セラピーだといえます。
脳波というと、アルファ波とかベータ波とかお聞きなったことがある方もいらっしゃるかもしれません。YouTubeで「アルファ波」と検索すると、リラックスするのに必要だとか、アルファ波を出せるようになるためのヒーリングミュージックだとか色々な動画が出てきます。そうです、まさにこのアルファ波が脳波と呼ばれるものです。
そして脳波とは、脳から出現する「電気的信号」を記録したものになります。人の脳は絶え間なく活動しています。私たちは脳血流やMRIなどを用いて脳活動をとらえようとしますが、脳波もそのひとつといえるでしょう。
脳波にも、デルタ波やシータ波、アルファ波、ベータ波など、いくつかの種類があり、それぞれが特定の精神状態と深い関連があるとされています。
例えば、「アルファ波はリラックスに重要」といわれるのも、そのひとつですね。重要なことは、適切な場面で適切な脳波が優勢になっていることです。例えば、深い睡眠状態のとき、デルタ波と呼ばれるゆっくりとした波が優勢となりますが、高い覚醒状態のとき(100M走を走っている時、仕事でプレゼンを行っているとき、高い集中力が必要とされるときなど)はベータ波など比較的はやい波が優勢になっていることが望ましいとされています。
ニューロフィードバック®セラピーでは、この脳波を自らコントロールできるようにトレーニングを行っていきます。コントロールというと難しそうですが、単純に適切な場面で適切な脳波を出せるようになるということです。そうすると、体感として、「よく眠れるようになった」「集中しやすくなった」「リラックスできるようになった」と感じることが多いです。
これまで「脳波」というものを意識された方はほとんどいらしゃらないと思います。脳波は通常「自律的に」(体の機能として自然に、勝手に)調整されているものです。ただ、その調整がうまくいっていないときもある、ニューロフィードバック®でそれを手助けするような、そんなイメージをもっていただけたらと思います。
ニューロフィードバック®では、モニターの前に座っていただき、簡単なゲームを見ていただくのみです。脳に電気刺激を与えたりといったことは一切ありませんので、副作用等の心配が少ないセラピーだといえます。
いかがでしょうか。ニューロフィードバック®セラピーのイメージがすこし湧いてきたでしょうか。
ニューロフィードバック®についてさらに知りたいという方へ、当院のブログの以下タイトルのページでもニューロフィードバック®セラピーについて詳しくご紹介しています。よろしければぜひご一読ください。
「ニューロフィードバック®はじめました」
「セラピーのなかみ(3) ニューロフィードバック®の始め方」
「セラピーのなかみ(4) トレーニングってなにするの?」
「セラピーのなかみ(5) 脳が学ぶしくみ」
ニューロフィードバックセラピーについてもっと知りたい、自分の脳波は今どんな風に活動しているのかな、などなどご興味を持たれた方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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たかはしこころのクリニック